この商品!輸入の際に気をつけたいこと(玩具編)その3

通関の際に気をつけなければならない商品の中の一つとして玩具を紹介させて頂きましたが、
今回が最終回になります。

今回は、食品検査についての詳細や、かかる費用について書かせて頂きます。

 

❐ 食品の検査ってどんな時に必要なの??

今回は、先に届出をすることを前提としてお話をさせて頂きます。

まず、前回のブログでも書かせて頂きましたが、玩具(おもちゃ)を海外から輸入する場合は、

食品衛生法のによる規制の対象になる可能性があります。

※どのようなものが規制の対象になるのかは下記のブログを参照してください。


【この商品!輸入の際に気をつけたいこと(玩具編)その1】

goo.gl/ffriF4

【この商品!輸入の際に気をつけたいこと(玩具編)その2】

goo.gl/gYwCXA


以下は、日本貿易振興機構(JETRO)のHPからの抜粋になります。

日本国内で食品を販売または営業上使用する場合、食品衛生法による規制の対象となります。
輸入者は輸入食品等について、国内の製造者や販売者と同等の責任を負うことになりますので、
輸入食品の衛生管理には万全を期す必要があります。

❐ 輸入時の届出
販売または営業のために輸入する場合
販売または営業上使用する目的で、食品、添加物、器具、容器包装および特定の玩具を日本に輸入しようとする者は、
食品等輸入届出書を貨物を輸入する場所を管轄する厚生労働省検疫所食品監視課(以下「検疫所」と記す)に提出します。
この届出書は、貨物到着予定日の7日前から提出することができます。

❐ 食品の検査ってどこでやればいいの??

方法は下記の2つになります。

・輸入の際に同時に検査を受ける。

・購入した国で事前に検査を受けておく。

まず、輸入の際に同時に検査を受けるケースです。

こちらが一般的な方法となります。

通関の際についでに検査を受ける方法です。

この場合、注意しておきたいのが、大量に商品を仕入れたのはいいものの、

検査で「輸入の許可ができない」と判断された場合は、立ち会いのもとで全品焼却処理という

最悪のケースもあり得るので、最初は少量の数で輸入して、様子を見て、

問題がなければ次回から多めに仕入れをする方法をオススメします(^^)

また、商品を数点だけ先にエアーで送っておいて日本側で検査を受けて、

問題が無ければ、その後コンテナで大量に送るという方法もあります。


次は、購入した国で事前に検査を受けておく場合です。

こちらはあまり一般的な方法ではありませんが、商品を購入した国の指定機関で

事前に検査を受けておき、成分表を輸入の際に厚生省に提出する方法です。

この指定機関というのは、日本が認めた指定機関ということが条件となります。

この方法だと、輸入の際に検査を受けるという手間を省くことができ、

また、事前に検査を受けておくことで、安心して輸入ができるというメリットがありますが、

国によっては日本が認めた指定機関があまりにも少なく、探すこと自体が困難という場合もあり、

余計な手間がかかることなどを考えると、この方法を取る企業や会社はあまりないと聞きます。

❐ 検査の費用ってどれくらいかかるの?

費用に関しては、品目によって値段が様々になるので、一概にいくらと言うのはなかなか言いづらいのですが、

おおまかな目安で言うと、おおよそ1品目2〜3万円くらいします。

これは本当に品目によって値段が大きく変ってくるので、もし値段が不安な場合は、

検査をしてもらう前に確認をしておくことをおすすめします。

ちなみに・・・

1品目と言うのは、色と材質が同じなら一括で括って検査ができますので、

違う形をしたおもちゃでも材質が同じなら1品目のカウントで検査が受けられます。

色に関しても、同じ色で同じ塗料のものなら1品目のカウントで大丈夫です(^^)

❐ 一回検査を受けたら、次回の輸入からはもう検査はしなくてもいいの??

一度検査を受けた品目のものは、次回輸入の際に前回検査を受けた際の成分表を提出すれば、

有効期間内ならば、何度でも同じ商品を検査なしで輸入することができます。

有効期限は品目によって異なりますが「おもちゃ・一般食品」なら1年。

「ガラス・ステンレス製品、食器類」なら3年間有効です。

❐ まとめ

今回は玩具を輸入する際に気をつけておきたいことを、3回にわたって長々と

書かせて頂きましたが、まとめに入らせて頂きます。

まず、おもちゃを輸入するときには食品衛生法の規制を受ける場合があります。

規制の目的は乳児が誤って口に入れてしまった場合の安全性を確認することにあります。

そして、規制のほとんどは六歳未満の乳幼児が使用し、口に入る危険性のあるのもが対象となります。

この規制の対象になるかならないかで輸入許可に至るまでの道のりが大きく変って行きます。

そのため輸入しようと考えている商品が食品衛生法の対象になるのかを把握しておくことが大切です。

もし将来的に商品をOEMなどで作りたいとお考えの方がいらっしゃったら、商品の開発段階から

食品衛生法の対象にならないように設計することが望ましいでしょう(^^)


❐ 輸入で失敗して最悪の場合、倒産なんてことも・・・

輸入の世界は未知な部分が非常に多く、知識が無いまま勢いで進めてしまうと

起きてしまってからでは取り返しのつかないことになってしまうことも珍しくありません。

仕入れたい商品がうまく通関できず、廃棄処分を余儀なくされてしまい、

最悪の事態にいたり、倒産してしまったなんて話も耳にしたことがあります。

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