中国から輸入できないもの

お世話になっております!

日頃より多くのお客様から輸入に関してのご質問や、

ご依頼の連絡を頂いております。

その中でお受けしたくても輸入禁止の物で輸入ができなかったり、

輸入はできるが、国内法により輸入できないものものなど様々な理由から

お受けができないものが多々ございます。

今回は、そんな「輸入できるもの」「輸入できないもの」「輸入しないほうがいいもの」などを

まとめてご紹介しようかと思います。

 

【コピー品や輸入規制品】

中国国内ではコピー品やキャラクターなどの

知的財産に絡む商品が数多く流通しています。

コピー品や知的財産に触れる商品を

輸入、販売するのは、犯罪行為ですので

絶対にお止め下さい。

 

また、中国からの輸入となると規制が厳しい商品や、

法律で禁止されている商品もあります。

税関(輸入禁止・規制品目)

www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm

 

また、自分が輸入しようとする商品が

法に触れないか迷ったときには、

税関に直接電話で尋ねることもできます。

 

それでは、具体的に例を挙げていきますね。

 

1.輸入禁止の物

【液体】

液体は輸入禁止です。

中国輸入の際、ほとんどEMS(国際スピード郵便)などを使うので飛行機に載せる事ができません。

 

【医薬品】

薬事法により、禁止されています。

 

【銃器】

けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの鉄砲弾及びけん銃部品

爆発物・危険物

 

【コピー品】

知的財産侵害物品(キャラクター商品や、偽ブランド品)

 

【ブランド品】

世界的に知名度が高いブランド品などは

例え本物でも、輸入できないケースがあります。

メーカーの輸出入の許可証が必要なケースがあるのです。

こちらから輸入禁止ブランドの検索ができます。

warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1022127/www1.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/ipstsrc.htm

 

2. 輸入はできるが、国内法により販売できないものがある

【技適認証】

無線機器やBluetooth搭載商品など

 

【コンセント使用品】

(電気用品安全法 PSEマーク商品)

中国のコンセント電源は220Vになっています。

また、コンセントの形状が日本とは異なるため

コンセントを電源とする商品は日本では使えません。

なかには輸出用で100V用の電源アダプターを付けて

販売している販売店もあります。

 

輸入は出来ますが、日本では電気用品安全法という法律があります。

なので、そのまま販売することはできません。

登録検査機関の適合性検査を受験し、

その証明書の交付を受け

PSEマークを表示できれば販売できるのですが、

検査をするのに1点、数十万円という高額な費用が掛かりますし、

個人レベルではハードルが高すぎるので

取扱いはやめておいたほうが良いでしょう。

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この様なPSEマーク商品に限らず、

万が一、販売した商品が火災などの

事故を起こす危険性のあるものは

輸入販売者の責任を問われる場合がありますので、

よく考えて仕入れることも大切です。

 

電気用品安全法ページ

www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/

 

商品について不明な点は

経済産業省ホームページより

問い合わせができますので、ご活用下さい。

www.meti.go.jp/

 

【幼児向け商品】

乳幼児向けの食器やおもちゃなど、

検査が厳しくなる傾向があるようです。

法的に輸入が禁止されているもの、

又は輸入するために

事前に許可・認可が必要なものもあります。

 

【食品】

食品衛生法で乾燥物以外の輸入には

事前の許可が必要です。

個人輸入レベルでは取り扱いはできません。

 

【ヘルメット、石油ストーブ、ライターなど】

消費生活用製品安全法に該当するもの

(消費生活用製品安全法 PSCマーク商品)

www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/shouan/contents/shouan_gaiyo.htm

 

3.輸入しない方が良いもの

【CD DVD 書籍などのメディア関連】

これらは輸入禁止物ではありませんが、

中国からの輸出の際の検査が厳しいようです。

特に宗教や政治に関する書物は

没収されることが多いようです。

日本では信じられないかもしれませんが、

CD・DVDに関してはダビングしたCD-RやDVD-Rを

販売するショップもあります。(完全なコピー品です。)

 

今回、ご説明させて頂きました商品などは

代表的な例となります。

輸入禁止商品や、

輸入できない商品がたくさんあるように見えますが、

タオバオから仕入れられる商品数は膨大な数なので、

全く心配はいりません。